『運慶展に行ってきました』
2017年 12月 18日
『運慶展に行ってきました』
店長の伊藤です。
オーナーがどうしても絶対に見てみたいとの事で、「運慶展」に行ってきました。
実は私もTVで運慶作品の特集を見て、気になっていたのです^ ^
何故、気になったのかというと、運慶作品をよく見ればみる程、現代人に通じるリアルな表情と動きが感じられたからなのです。
卓越した造形力によって、まるで生きているかのような実写性に溢れる像を生み出し、彫刻の時代を牽引した運慶。
実際に仏像を近くで見てみると、玉眼によって生き生きとした目力にただただ圧倒され…、
浮き出した血管まで再現された腕や足の筋肉は力強く今にも動き出しそうで…、
細かなディテールまで表現された力強い甲冑と対照的に、腰ひもや衣服の裾の柔らかなドレープ感までを彫刻で表現する技法に、「これは本当に木なのか?」と驚いてしまいました。
800年以上も前にこれだけの技法が完成されていたとは、先人達の知恵と技術は素晴らしいの一言ですね。
館内の作品は、全国各地から集められた「国宝」又は「重要文化財」に指定されているものばかりなので、一度にこれだけの作品を見られるとなると、平日でも60分待ちは納得です。
価値観を広げる良い機会となり、感謝!
by tokyotc
| 2017-12-18 11:46
| 店長日記